良い習慣を作るのがお金持ちになる近道だとか 原題:The Power of Habit こんなパワーを付けて行きたいと思って買いました。
では 私が読んだ後の まとめです。
『習慣の力』
良い習慣を増やせば人生は劇的に改善します。
アメリカの国立研究所の支援を受け、喫煙、過食症、アルコール依存、買い物依存など有害な性癖に治療を行ったところ、比較的短期間に生活の立て直しができたことがわかりました。
私たちが毎日行っている選択は、よく考えた末の意思決定だと思えるかもしれませんが、実はそうではありません。全行動の4割が習慣なのです。
習慣が形成されるのは、脳が常に楽をするからだと言います。その方が労力を節約できるからです。
脳は「いつの習慣に主導権を渡すか」「どの習慣を使うか」を決めています。習慣は絶対的なものではありません。習慣は無視したり、変えたり、変換したりすることが可能なのです。
脳は習慣が出来ると参加しなくなります。新しいルーチンができないかぎり、無意識のうちに元の行動パターンが現れます。つまり、習慣を変える方法を知れば、あなたの行動をコントロールすることができるのです。
習慣を生み出すには、満たさなければならない3つのルールがあります。
・欲求というきっかけ
・その行動(ルーチン)
・その行動を行った後の報酬
脳内に新しいパターンが生まれるのは、欲求があるからです。なにかを期待しているのに得られないと、神経のパターンが脳内で高まった欲求が不満に変わり、落胆に駆られます。この様に習慣は、神経学的欲求を生み出すので強力になります。
ただし、こういう欲求はなにげないことから徐々に生まれるので、私たちはその存在に気づかず、その後の影響にも気付かない場合が多い。
新しい良い習慣を作ることを考えて見ましょう。
ジョギングや、スポーツを始めたきっかけは、たいてい単なる思い付きだったり、ストレスに対処するためですが、運動を続けるのには特定の報酬を求めます。92%の人が気持ちが良いから習慣的に運動すると話しています。それは、運動で分泌されるエンドルフィン等の神経伝達物質を期待し、求める様になるからです。
習慣を作る3つの条件の内の2つ
「きっかけ」と「報酬」そのものには新しい習慣を長続きさせる力はないと分かりました。脳が報酬を期待する様になって、初めてジョギングがしたくなるのです。この「欲求を期待させる」ことが新しい習慣を生む秘訣。
ハミガキ粉、世の中に出て来た時は売れませんでした。多く売れる様になったのは、歯をキレイにすることではなく、ミントで口の中がスッキリとする刺激を入れてから。口の中がひんやりしないと、磨いた気にならない。
売ったのは感覚。
この基本を利用すれば誰でも自分自信の習慣を生み出すことができます。
アルコール依存や、タバコの様に強い習慣がある場合、報酬を変えなくとも習慣を変えることができます。先ずは報酬を考え、リラックスすることだとすると、報酬はそのままにしてルーチン(行動)を変えることを試しましょう。
ストレス→タバコ ☓
ストレス→コーヒー
そのどちらもリラックスが得られると「タバコを吸う」から「コーヒーを飲む」に習慣を変えることができます。
私たちの脳は、パターンとして習慣を覚えます。失くせないので交換するしかありません。一つの習慣を変えれば、それが連鎖をなして他の習慣も変わっていきます。代表的なのが、運動を始めると食生活が向上し、ストレスも軽減する。
いつも夕食を親と一緒に食べている家庭で育った子供は、きちんと宿題をして、成績もよく、感情が安定し、自信を持てる様に成長すると言います。小さな成功を収めると、また別の小さな成功を得ようとする力が発動され、やがては習慣となります。
ダイエットの為の運動は長続きしません。それよりも、運動や食生活の記録を毎日付けること。習慣付くと、自分のパターンに気付き、改善されていきます。
自制心の強い学生は、あらゆる成績面で衝動的な人を上回ったり。学生の成績を予測する時は、IQよりも自制心を測った方が正確な予測ができます。そして、意志力を強化し、学生の能力を伸ばすのに一番よい方法は、それを習慣にしてしまうことです。
スターバックスは何億円もかけて従業員の自制心を鍛える教育カリキュラムを開発しました。意志力は学んで身に付けられるスキルで、教えることが可能です。意志力は単なるスキルではなく、筋肉の様なもの。腕や脚の筋肉と同じ様に使えば使うほど、他のことをする力がなくなってしまいます。
ジムで過ごす時間が長くなると、飲酒、タバコ、ジャンクフードの摂取量も減ります。買い物を全てメモする様になると、買い物が減り、ジムと同じ様に、酒、タバコ、ジャンクフードが減ります。ある一つの意志力の筋肉を強化すると、それが食事や仕事への取り組み方に波及します。
無理してでもジムに行ったり、宿題を始めたり、サラダを食べる様にすることは、自分の考えを変えることでもあるのです。そうすると、人は自分の衝動をコントロールするのが上手くなります。誘惑から気をそらす方法を学び、それが決まった行動になると、脳もあなたが目標に向かってまっしぐらに進むのを助けるのが上手くなります。
ですから、子供にピアノのレッスンを受けさせたり、スポーツに参加させたりすることは、とても大切だと言わざるを得ません。自分をコントロールする筋肉を鍛えるのです。
従業員は(人は)親切にされると成績が良くなり、無礼な扱いを受けると悪くなります。その差は、ルールを押し付けられるのではなく、自分で選んだと感じられる、あるいは、誰かの役に立つ作業だから満足感が得られるなど、自分の知識と創造力を使うことで喜びを感じるからです。
成功する組織を作ることは、リーダーが習慣を生み出す必要があります。どうすれば力のバランスを保つ習慣を実行しつつ、優先すべき人や目的を選ぶことが出来るのでしょうか?人がなじみのあるものを好みことは、神経学的に証明されています。何か新しい物をヒットさせるには、なじんでもらう必要があるということです。
あるサービスの会員がそこに滞るかどうかは、感情的な要素が大きく、クラブのスタッフがあなたの名前を覚えているとか、あいさつをしてくれるといったささいなことです。
人は自分の社交的ニーズを満たしてくれる場所に行きたがります。そこで人と触れ合うことを期待しているので、集団で作業する様にすると、続ける人が多くなります。社会の習慣とは何百、何千もの人が特に考えずに行っていることであり、習慣が生じたことさえ気付きにくいですが、そこには世界を変えるほどのパワーがあります。
一般的に、たいていの人は、自分に似た人間を友人に持つと言われています。最も親しくなるのは、収入も、生い立ちも、考え方も似ている人が多いのです。仕事の場合は弱いつながりの方が大きく働きます。
親友であれば、そうとうなことがないかぎり、関係が崩れることはありませんが、コミュニティーの様な弱いつながりの場合、参加しなければ、 粗縁になるという圧力によって人々が団結します。これが社会的習慣。やりたくなくても周囲の人の目があるから続けるという形になって生まれます。
人生全部、習慣がカギになっています。あなたもご自身の習慣を見直し、より良い習慣を身に付けて下さい。
終わり
良い習慣付けれる様なプラスの気付き有りましたでしょうか?
本を読んでお金持ちになりましょう